一般市販車をベースにしたマシンで争われるスーパーバイク世界選手権で1990、1991、1992年と3年連続してチャンピオンに輝いたのが、イタリアのドゥカティ888スーパーバイクレーサーです。

ドゥカティ伝統のL型ツインエンジンは、排気量888cc、水冷4バルブ、フューエルインジェクションを装備、92年仕様では最高出力134馬力を発生。
フレームにはスチールパイプを組み合わせたトラス構造を採用しているのが特徴です。
142kgという軽量とトルクフルなエンジン特性を武器にカワサキやホンダのハイパワー4気筒相手に見事なレースを展開。
ファクトリーチームは92年、ポーレン、ファラッパのライディングで参戦し、ダグ・ポーレンが総合優勝、ドゥカティに3年連続の世界チャンピオンをもたらしたのです。